2012年公開の洋画としては最速で興行収入20億円を突破した激安DVD映画『アベンジャーズ』のジョス・ウェドン監督日本ドラマが、同作への批判的なレビューに関する特価DVD自身の考えをNYPOST.comに明かしている。

　今年5月、本作で最強チーム「アベンジャーズ」を束ねるS.H.I.E.L.D.長官ニック・フューリーにふんしたサミュエル・L・ジャクソンが、『アベンジャーズ』を酷評したニューヨーク・タイムズ紙の韓国ドラマ映画批評家を、名前を挙げて自身のツイッターで攻撃したことが話題になっていた。

　ウェドン監督はこの件に関し、「インターネットでの、ののしり合いは誰のためにもならないよ。洋画DVD本作を好きだと思えなくてもかまわない。ただ、ちゃんと海外ドラマ本作を観もしないでああだこうだと言うのには我慢ならないね。外国ドラマ本作への批判的なレビューの多くは、映画そのものっていうより、激安ブルーレイ映画のジャンルに関するものになっているから」とコメント。

　さらに「完璧な邦画DVD映画には程遠いが、心に訴えるものにはなっていると思うよ」と続けたウェドン監督。一部批判的なレビューもあるものの、英語圏の映画レビューサイト最大手Rotten Tomatoesでは批評家の92%が、観客に関しては96%もの人が本作へ好意的な意見を寄せている。ウェドン監督の言うようにジャンルに関する好き嫌いはあるだろうが、格安Blu-ray本作が多くの人の心に訴える力を持っている点は間違いないようだ。