17日、激安DVD映画『バカリズム THE MOVIE』が特別招待作品として「第5回したまちコメディ日本ドラマ映画祭in台東」で上映されることになり、その舞台あいさつに“ほぼ”特価DVD監督を務めたお笑い芸人のバカリズムが駆け付け、実はカンヌ映画祭受賞経験もある故今村昌平監督のお墨付きを受けたほどの才能があることを明かした。ほかに日本ドラマ映画祭総合プロデューサーのいとうせいこうも登場した。

　山高帽にステッキと喜劇王チャップリン風衣装であらわれたバカリズムは、これから上映される1,000人収容可能な浅草公会堂大スクリーンをみあげて「こんな、でかいんですか」とご満悦。いとうからは「海外ドラマ映画祭で舞台あいさつしたら一流ですよ」と絶賛されていた。

　日本ドラマ映画学校出身のバカリズムは「（学校を設立した）今村監督の面接を受けました。俳優科は3分間の一芸披露があり、芸人志望だったので一人コントで合格しました。今村監督のお墨付きです」と当時から一流監督に認められるほどの才能があったよう。

　だが、監督に海外ドラマ“ほぼ”がつくことに「激安DVD映画好きと思われるのでテレビの企画で監督やろうということになったのですが、なにぶん映画のことはよくわからない。最近観た格安DVD映画は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ですから」とほとんど格安ブルーレイ映画を観たことがない映画監督だったと言い、「でも、映画通の人に認められる自信がないのでほかの大人の人に協力してもらいました」と謙虚な理由を明かし笑いをとる一方、「撮影は楽しかったので、毎年洋画DVD『寅さん』みたいにやってみたい」と自信満々な野望を明かし笑わせた。

　本作は人気お笑い芸人のバカリズムが“ほぼ””邦画DVD・監督・脚本・主演を務めた学園サスペンス、ラブストーリー、特撮激安ブルーレイアクションなどの5作品からなるオムニバスムービー。