[DVD] さっちゃん、僕は。
[DVD] 三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実
【制作国】: 日本
【出演/声の出演】: 三島由紀夫
【監督】: 豊島圭介
【音声or字幕】: 日本語
【ディスク枚数】: 1枚組
【商品類別】:中国正規品
【リージョンコード】:リージョンオール(すべての国で再生可能)
日本公開日: 2021/2/26
【内容紹介】
三島由紀夫没後50年
禁断のスクープ映像、遂にDVD%26Blu-rayで発売!
【作品内容】
稀代のスーパースター三島由紀夫と
反逆のエリート東大全共闘のスリリングな直接対決
伝説の討論会の全貌を明かす衝撃のドキュメンタリー!
1969年5月13日、 1000人を超える学生たちが待ち受ける
東大駒場キャンパス900番教室に、ただならぬオーラを放つ文豪・三島由紀夫が現れる。
東大全共闘が、思想も立場も正反対の三島を討論会に招いたのだ。
いったい何のために・ 午後2時5分、伝説の幕が開ける──。
【作品ポイント】
★禁断のスクープ映像、その封印が遂に紐解かれた! 稀代の天才作家・三島由紀夫と、血気盛んな東大全共闘の討論会の全貌だ。
時は1969年5月13日。東大駒場キャンパスの900番教室に、1000人を超える学生たちが集まり、三島を今か今かと待ち受けていた。旧体制変革のためには暴力も辞さない東大全共闘のメンバーが、この討論会の首謀者だ。
世界各国が政治の季節に突入していたこの頃、日本でも自分たちの手で国を変えようとする学生運動が激化していた。そんな危険きわまりない若者たちが、「三島を論破して立ち往生させ、舞台の上で切腹させる」と盛り上がり、異様なテンションが充満している敵地に、三島は警察が申し出た警護も断り、その身一つで乗り込んで行った。
★TBSだけが保管する、つまり〈世界にただ一つ〉の貴重な討論会の映像を、大きなスクリーンで観てもらいたいというプロデューサー陣の想いから、映画化が実現。
この討論会をより面白くより深く楽しむために、4人の識者に当時の時代背景、三島の文学的・政治的・社会的バックボーンとその人間性についての解説が依頼された。
デビュー作「日蝕」で三島由紀夫の再来と称えられた小説家の平野啓一郎、この討論の翌年に東大に入学した神戸女学院大学名誉教授の内田樹、60年代の研究で知られる社会学者の小熊英二、三島にファンレターを出して以来交流のあった作家で僧侶の瀬戸内寂聴という錚々たる顔ぶれだ。
さらに、東大全共闘随一の論客との呼び声高く、三島とドラマティックな舌戦を繰り広げた芥正彦を始めとする元東大全共闘のメンバー3人、三島の護衛のため自主的に900番教室に潜んでいた原昭弘を含む元楯の会一期生3人の生き証人が、今だからこそ話せる〈言葉と行動の裏側と真実〉を語り尽くす。
そこへ、雑誌のカメラマンとして討論会に派遣されていた元新潮社カメラマン・清水寛、最前列で取材していた元TBS記者・小川邦雄の二人の目撃者と、三島と公私共に親しかった「平凡パンチ」の元編集者・椎根和が加わる。
★ナレーターは、三島由紀夫原作の舞台「豊饒の海」で主演を務め、三島文学を愛する東出昌大。
★監督は900番教室で実際に学んでいた、東京大学教養学部卒業の豊島圭介。討論バトルに感銘を受け、自身も元東大全共闘の面々に勇猛果敢に切り込んだ。
まばゆい輝きと圧倒的な熱量を放つ三島の言葉が学生たちを貫き、現代の私たちにも本気で生きる瞬間を体感させる、衝撃のドキュメンタリー。
昭和から令和への貴重な遺産である〈伝説の討論会〉が、50年の時を経て永遠に蘇る─!
【あらすじ】
第一章七人の敵あり三島の決意表明
覚悟を秘めた強い眼差しで、挨拶代わりのスピーチを始めた三島由紀夫。驚くべきことに彼は、敵対しているはずの東大全共闘と自分との「接点」を語り出す。
暴力と思想を結び付けている点が同じだと言うのだ。それだけではない。自分は反知性主義だと表明し、東大全共闘が知識人の自惚れの鼻を叩き割ったという功績を称賛する。
三島は闘いに来たのではなかったのか・マイクは討論会の主催者で、司会も務める東大全共闘の木村修に渡される。
カメラが現在の木村を捉え、木村は討論会を開いた理由を振り返る。1月に安田講堂事件で敗北した東大全共闘は、「東大焚祭委員会」を設立し再び活動を盛り上げようとしたのだ。祭の目玉がこの討論会で、古臭い知性=三島を燃やしてしまえという意図もあった。
木村から質問を受けた三島は、「共産主義を敵とすることに決めたんです」と今度は攻撃に転じ、緊張が走る。実はこの時、楯の会の一期生・原昭弘らが三島の身を案じて教室に潜伏していた。普段から全共闘への嫌悪感をむき出しにしている右翼・民族派の学生だ。
元楯の会一期生たちは、もう時効だろうと自衛隊で実弾訓練も受けていたという物騒な証言を口にする。
第二章対決その時、壇上に東大全共闘随一の論客と称えられる芥正彦が赤ん坊を抱いて現れ、三島に鋭い一撃を放つ。
「三島さんは敗退してしまった」と断言するという暴挙に出たのだ。カメラは現在の芥を映し出す。昔よりもさらなる不敵さで、「天皇の文化的側面って何だい・」と豊島監督に聞き返す芥。彼の中ではまだ討論会は続いているのだ。
やがて芥と三島の一騎打ちとなり、「非常に重要な場面だった」と小説家の平野啓一郎が指摘する、空間と時間に関する深い議論が展開される。だが、次第に二人の主張が平行線をたどると、しびれを切らした学生が、「俺は三島をぶん殴る会があるというから来たんだ」とヤジを飛ばす。
芥が「出て来いこら! 殴れ! 」と恫喝、三島も「やるならここでやれよ」と被せ、壇上に上がった学生は芥に「東大全共闘の名が廃れるぜ! 」とやり返す。
思わぬ仲間割れに会場は騒然とし、「バカヤロー! 」の応酬の中、三島は楽しそうに笑うのであった。
第三章三島と天皇
そろそろ核心を突かなければと決意した東大全共闘の小阪修平が、あえて三島に天皇論をふり、三島は待ってましたとばかりに持論を熱弁する。
結局、三島がその身を奉じる〈天皇〉とは、いったい何だったのか・ その場にいた東大全共闘の橋爪大三郎も木村も、今は自分たちなりの答えをもって理解していた。
内田樹、小熊英二、平野啓一郎ら知の巨人たちも、目の覚めるようなそれぞれの答えをカメラに向かって提示する。
三島の天皇論にじっと集中して耳を傾けていた東大全共闘の何人かが、ある重大な事実に気づく。真っ向から対立していたはずの自分たちと三島は、実は同じ敵と戦っているのではないか・ そのことを問われた現在の芥の意外な答えとは・
最終章熱情勝つか負けるか、それともまさかの共闘か・ 討論会は誰も予測しなかった結末へとたどり着く。
「言霊をここに残して去っていく」と語る三島由紀夫が、学生たちに最後に贈った言葉とは──・
【キャスト】
三島由紀夫
芥正彦(東大全共闘) 木村修(東大全共闘) 橋爪大三郎(東大全共闘)
篠原裕(楯の会一期生) 宮澤章友(楯の会一期生) 原昭弘(楯の会一期生)
椎根和(平凡パンチ編集者) 清水寛(新潮社カメラマン) 小川邦雄(TBS記者)
平野啓一郎内田樹小熊英二瀬戸内寂聴
ナレーション:東出昌大
【スタッフ】
監督:豊島圭介
企画プロデュース:平野隆
プロデューサー:竹内明刀根鉄太
音楽:遠藤浩二
共同プロデューサー:大澤祐樹星野秀樹岡田有正
撮影:月永雄太
録音:小川武
編集:村上雅樹(J.S.E.)
助監督:副島正寛
アシスタントプロデューサー:吉原裕幸諸井雄一韮澤享峻
企画協力:小島英人(TBSヴィンテージクラシックス)
制作プロダクション:ツインズジャパン
配給:ギャガ GAGA★
製作:映画「三島由紀夫vs東大全共闘」製作委員会
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